Wiggle(CRC)で販売されているPrimeシリーズ。PINARELLO RazhaはPrimeのホイールをつけているがPrimeシリーズで合わせようということで、Prime Primaveraカーボンステムを導入してみた。
Primeシリーズのカーボンステムの製品紹介
- 定価:15,100円
- 長さ:80〜130mmまで10mm刻み
- ライズ:6°
- クランプ径:31.8mm
- ステアラクランプ径:28.6mm
- フェイスプレート:アルミ
- トルク:5.5Nm
- 重量:130g (120mm)
- カラー:ブラックのみ
- 公式サイト:Prime Primaveraカーボンステム
安定性が高く、軽量で、自信を引き出すコントロールを実現するPrimavera カーボンロードステムは、究極のPrime コックピットを完成させます。
カーボンファイバーボディとアルミニウムのフェイスプレートは、ハンドルバーとの優れたインターフェイスを提供し、悪路での手と上半身の疲労を軽減します。また、カーボン構造は横方向とねじりの剛性に優れ、コーナーに入るときやフィニッシュラインに向かっての全力疾走で高い効率性を発揮します。
フェイスプレートは冷間鍛造アルミニウムで、ハンドルバーの信頼性が高く強力なグリップを提供し、ステアリングを強化します。
120mmステムでわずか130gのPrimaveraは、レース仕様のバイク対応から貴重な重量を削ぎ落とし、はるかに高い価格の多くのステムに匹敵します。
公式サイト
一般的なカーボンステムの説明文である。重量は130gと軽量のアルミ系よりは重いが、カーボンでは普通の重量かやや重いくらい。3Tの110mmカーボンステムで118g、お値段は約40,000円。
コストパフォーマンスの良いPrimeシリーズはやっぱりすごいと思う。
Prime Primavera カーボンステムの取り付け
ステムの取り付けに関して、ロードバイクのパーツ交換の中では比較的容易なほうである。ヘッドセットの取り付けがなかなか普段やらないことなので、調べたほうが良いだろう。
準備するもの
- Prime Primaveraカーボンステム(今回は80mm)
- トルクレンチ
ヘッドパーツ周りやカーボンパーツを扱うのでトルクレンチが必須。トルクレンチのみで交換が可能だ。
Prime Primavera カーボンステムの外観
こっそりとPrimeのロゴが印刷されている。Primeの同シリーズのカーボンシートポストよりもだいぶ質感が良いように思える。
フェイスプレートはアルミ素材。ここにもPrimeのマークが切削されている。精度は悪くなさそうだった。
なお今回は元々装着されていたステム長が100mmだったが20mm短くして80mmとした。理由は街乗りメインであることと若干ハンドルが遠く操作性が悪いから。
Prime Primavera カーボンステムの取り付けレポート
まずはヘッドキャップのネジを緩める。パーツによってはプラスチックの目隠しがされている場合がある。
ヘキサゴンレンチで左回りに回す。徐々にトルクを掛ける感じで回すと良いと思う。
ヘッドキャップを外すとプレッシャーアンカーがでてくる。緩んでいなければ(ステムを抜いたときに浮いてなければ)ヘッドパーツを緩める作業は終わりでステムの手前のネジ2本を緩めてステムを抜く。
ステムからドロップハンドルを外す。
取り外したMOSTのアルミステムの重量は138g(100mm)。意外と軽量なステムである。
取り付けるPrime Primavera カーボンステムの重量は117g(80mm)、21gの軽量化となった。写真で見てもPrime Primavera カーボンステムはデザインがかっこいいステムだと思う。
ステムの取り付けは取り外しと逆の順番で行う。取り付ける部分の高さが変わるとコラムスペーサーの交換が必要な可能性がある。
標準のステムより若干高さがあるようだが問題がないだろう。プレッシャーアンカーがステムより低い高さであれば問題がない。
ヘッドキャップをタイヤと車体がまっすぐなるように取り付け、ハンドルを取り付ける。ハンドルを取り付けたら車体とハンドルが正面に対して垂直になるようにしてコラム側のネジを締め付ける。
ネジのトルクはmax 5.5Nm。
ハンドルの角度は好み。今回100mmから80mmと20mm短くなって体に近づいた。ポジションは後で修正するとしてライズが6度なのでそこからまっすぐSTIまでなるように設定した。デザイン重視。
以上でステムの取り付けは完了。
Prime Primavera カーボンステムのインプレ・感想
重量が21gと軽微な軽量化で体感できるレベルではなかったが、デザインがステルスブラックで統一されたことと、ステムのデザイン、質感が非常に良くて満足している。