Wiggle(CRC)で販売されているPrimeシリーズ。PINARELLO RazhaはPrimeのホイールをつけているがPrimeシリーズで合わせようということで、Prime Primaveraカーボンシートポストを導入してみた。
Primeシリーズのカーボンシートポストの製品紹介
![Prime Primavera カーボンシートポスト](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-01-950x452.jpg)
- 定価:15,100円
- 直径:31.6mmと27.2mmの2種類
- 長さ:350mmのみ
- オフセット:10mm(オフセットなしもあり)
- 重量:185g (27.2mm)
- カラー:ブラックのみ
- 公式サイト:Prime Primaveraカーボンシートポスト
Primaveraカーボンシートポストは、重量を節約し、出力伝達を最大化するのに役立ちます。また、カーボンファイバー構造のおかげで、道路からの衝撃が軽減され、長いトレーニングライド、タイムトライアルなどのすべてに最適なシートポストになります。
ポストへのサドルの取り付けと調整は簡単であり、2ボルト設計では調整のオプションが多数用意されているため、理想的なサドル位置に簡単に調整できます。
Primaveraカーボンシートポストは、幅広い種類のロード、TT、シクロクロスバイクに適合し、350mmの長さでさまざまな調整が可能です。
ステルスブラックの配色と繊細なPrimeグラフィックは、当社の高性能なPrimaveraの商品に完全に適合します。
公式サイトより
自動翻訳ではなさそうな雰囲気の和訳感。概ね言ってることは正しいと思う。ステラスブラックの配色と繊細なPrimeグラフィックはちょっと製品によって違う気がする。一番チープな感じではある。
重量は下記の取り付けレポートで実測を乗せるが185gとかなり軽量な部類。
フィジークのCYRANO 00 SEATPOSTがまあヤグラ部分の性能などがあるが30,000円オーバーで、重量はPrimeのカーボンシートポストのほうが軽量である。
Prime Primavera カーボンシートポストの取り付け
シートポストの取り付けは自転車パーツの交換の中では非常に簡単である。ペダルの次くらいに簡単である。
準備するもの
![シートポスト交換で準備するもの](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-02-950x633.jpg)
- シートポスト
- ヘキサゴンレンチ
- できればトルクレンチ
- Prime Primaveraカーボンシートポスト
カーボン系のパーツを今後も扱っていきたいのであればトルク管理は必須なので、トルクレンチはもっておいて損はないです。
Prime Primavera カーボンシートポストの外観
![Prime Primavera カーボンシートポストの外観](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-03-950x475.jpg)
先端が斜めに切られている。ステルスブラックだそうだ。
![Prime Primavera カーボンシートポストの後ろ側](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-04-950x475.jpg)
Prime Primavera カーボンシートポストの後ろ側。写真だとわかりにくいが、Prime Premaveraのロゴと若干の光沢のあるデザイン。
![Prime Primavera カーボンシートポストのヤグラ部分](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-05-950x475.jpg)
Prime Primavera カーボンシートポストのヤグラ部分は一般的な形状をしている。個人的にはトルク管理が難しい気がしてあまり好きではない。
Prime Primavera カーボンシートポストの取り付けレポート
![](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-06-950x633.jpg)
シートポストの取り外し。PINARELLO RAZHAにはmostのアルミシートポストが取り付けられている。
![PINARELLOの完成車についていたアルミシートポストは261g](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-07-950x633.jpg)
完成車に装着されていたアルミシートポストは261gだった。ごく普通のアルミシートポスト。軽量なアルミシートポストだと200g前後だろう。
![Prime Primavera カーボンシートポストの重量は184g(31.6mm)](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-08-950x633.jpg)
Prime Primavera カーボンシートポスト(31.6mm)の重量は184g。手に持ってみると軽い。261gから184gと77gの軽量化。
![](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-09-950x633.jpg)
ついでにサドルも計測してみると227g。これも普通のサドル(プラスチック系のベースに、鉄レールだろう)Primeのカーボンサドルを購入するか迷っていたけれども購入すればよかった…今度購入してみます。100gくらいは軽量化できそう。
![](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-10-950x633.jpg)
シートポストを車体に取り付けてからサドルを取り付けでもどちらでもよいが仮止め状態でシートポストにつけてみてから車体に取り付けた。雰囲気は悪くない。
![シートポストの取り付け](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-11-950x633.jpg)
締め付けトルクは6Nm(フレーム側記載)標準でアルミのシートポストであるが取り付け部分はカーボンのフレームで指定は6Nmとした。
![Prime Primavera カーボンシートポスト取り付けビフォー](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-13-950x633.jpg)
今回のカスタムは軽量化とデザインのシンプル化を狙っていました。車体カラーがBOB(マッドブラック)なのでできる限り色を排除。シートポストのホワイトの差し色を消したかったのと軽量化したかった
![Prime Primavera カーボンシートポスト取り付けアフター](https://yuruf.com/wp-content/uploads/2020/05/prime-primavera-seatpost-14-950x633.jpg)
ほんの少し車体のカラーとは合わないが、Prime Primaveraのステルスブラックとマッチした。やや角張ったデザインは標準のシートポストよりも車体にマッチする。
シートポストクランプのデザインがいらないが、ただシートポストクランプをマッドブラックにするとデザインがのっぺりしてしまいそうだ。悩ましいところだ。
チタンみたいなカラーがよいか?KCNCが好きなんだけどこのロードバイクにはロゴがいらない。ミニベロにはKCNCのシートポストクランプをつけた
Prime Primavera カーボンシートポストのインプレ
シートポストを軽量化すると車体を振ったときなどに違いを感じるがそれほど車体からシートポストが出ているわけでもなく、サドルが重いからかそこまで変化を感じなかった。それでも立ち漕ぎなどをすると車体の軽さはわかる。
振動軽減も大きくは感じなかった。カーボンシートポストなのでずり落ちなどの懸念もあったが滑らない工夫が少しされているように思えた。
77gと3桁軽量化ではなかったが、やはりPrimeシリーズは値段が安くコストパフォーマンスの良いカーボンパーツだと思う。ブランドを押し出す目的がある人以外にはおすすめできる。