アルミのフラットバーハンドルを短くカットしてみました。数センチ短くなるだけで車幅感覚と操作性が大きく変わります。ハンドルを短くすることで腕が開かなくなるので空気抵抗的にもメリットがあります。実際にハンドルをカットして短くした作業レポートとインプレ
自転車のハンドルカットの作業レポート
用意するもの
- 交換用のハンドルもしくは今利用しているハンドル
- パイプカッター(4-32mm)
- 金属用のヤスリ(安いのでよい!)
- メジャーと定規
- 油性ペン
パイプカッターは対応径があります。フラットバーの場合にぎり径(グリップ部分)は22.2mmが一般的。パイプカッターは対応径が太くなると割高になります。自分は「SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32」を利用しています。1,300円程度でamazonで購入しました。(非常に安いですが替刃などを交換してまで利用しないのであれば安いのがおすすめです)
カット後の長さについて
一般的なスポーツタイプのフラットバーは540mm程度のハンドルが装着されていることが多そうです。MTBなど操作性を重視する自転車には広いハンドルが装着されています。ドロップハンドルは約450mm程度。
ドロップハンドルの場合は、縦にハンドルを握るため肩幅サイズがよいとされています。フラットバーの場合は手を横に握ります。なので人差し指が肩幅になるようなサイズに調整し、500mmとしました。
メジャーでハンドルの長さを測ります。今回は新品のハンドルバーを用意したのと丁寧にハンドル部分にも長さが書いてあります。(600mmの表記)なので左右50mmをカットすることになります。
としましたがパイプカッターは5mm程度でもカットできるので、せっかくハンドルに目印があるのでまずは両端40mmのカットをしてみました。追加のカットはできるがカットしたものは戻せません。また貫通するタイプのハンドルグリップを利用している場合はカットせずにまずはブレーキレバーなどの位置を変更してセッティングしてからのほうがよいでしょう。(後日追加で10mmカットしてハンドルの長さを500mmとしました)
ハンドルを実際にカットする
パイプカッターをセットします。最初は刃が当たる程度でパイプを何周かさせます。少しずつ締め付けてはパイプを回すということを繰り返します。ここは焦らず締め付けの方を半周させてパイプを何周か回してと軽い力で回る程度でやっていくと失敗しません。
このハンドルは非常に薄いため、3分程度で切断できました。少しずつ刃を締めて回していくと音が変わってくるタイミングがあります。焦らず何周もさせながら締めていってください。太いパイプの場合は時間がかかりますが、力いっぱい回す人もいますが、軽い力で回るを意識しましょう。
バリを取ってキレイにする
ヤスリで削って表面を整えます。パイプカッターで切断した切断面はバリが出ています。エンドキャップを付ける場合は気にならないかもしれませんが、怪我の原因にもなるのでキレイに整えておきます。
なおもともとついていたエンドキャップは、パイプが非常に薄く内径が大きくなってしまったため付きませんでした、、、
油性ペンで切断面を塗装
油性ペンで切断面を塗りました。バーエンドが覆われていないタイプのハンドルグリップの場合はエンドキャップをつけたほうが良いでしょう。
試乗レポート・インプレ
もともと540mmでしたが、500mmにしたところグリップの位置が肩幅になったことによって乗りやすくなりました。街中やサイクリングロードであればほぼ操作性は変わらないですが、ハンドル自体は短くなったのでクイックになりました。駐輪場や室内持ち込みの際にはハンドルの長さが短くなり取り回しが良くなりました。もともとの長さより左右20mmではありますが変わるものです。
用意するもの
- 交換用のハンドルもしくは今利用しているハンドル
- パイプカッター(4-32mm)
- 金属用のヤスリ(安いのでよい!)
- メジャーと定規
- 油性ペン