割れたスマートフォンをレジン(ボンディック)で補修してみた

スマートフォンは普段裸で利用していて長い間落下によってガラスを割ることはなかったが、自転車に乗っている際に落下させて割ってしまった。買い替えを検討したがもう少し使いたかったためにボンディックというレジンで補修してみました。

BONDIC(ボンディック) とは?ボンディックの紹介

BONDIC スターターキット BD-SKCJ
BONDIC スターターキット BD-SKCJ

少し前にホームセンターなどで流行っていた液体プラスチック接着剤。所謂UVライトによる硬化をさせるレジンである。主にジェルネイルだったり、最近はハンドメイドのアクセサリー作りなどで利用されていると思う。

接着剤と塗布し、UVライトを当てると数秒で硬化する。アロンアルファなどの瞬間接着剤などと違いUVライトを照射しない限りは硬化しない。ただし太陽光や日常でも紫外線はあるので特に外で作業をすると太陽光で硬化する。

BONDIC スターターキット BD-SKCJのケース
BONDIC スターターキット BD-SKCJのケース

本体はコンパクト。ケース付き。同じような組み合わせは安いUVライト単体と、例えば100円ショップでレジンを揃えることができるが、ライトのスペクトル(光の波長)との相性があったりと、話題になっていたボンディックを使うことにした。

ボンディックは主に2種類の製品が販売されていて、「BONDIC® スターターキット コンプリート」と「BONDIC®EVO エヴォスターターキット コンプリート」、それぞれの商品に。

リフィル(接着剤)は共通で、ライトの出力が強化され電池交換が可能になった。値段の差があまりないのでEVOを購入しても良いかもしれない。それぞれAmazon.co.jpが安かったので今回はBONDIC® スターターキット コンプリートを購入した。

スマートフォンのガラス割れをボンディックで修理

割れたスマートフォン(Google Pixel3)の状況

背面が割れたgoogle pixel3
背面が割れたgoogle pixel3

自転車に乗っていてポケットから落下させてしまい背面を割ってしまったGoogle Pixel3。以前は毎年iPhoneの最新機種とAndroidは1年で2台、毎年3台の新しいスマートフォンを利用していたのだが、AndroidはNexus5が出たタイミングで、iPhone 6Sが出たタイミングで1年から2年使うようになった。

更にGoogle Pixel3に関しては発売日に購入したがGoogle Pixel4が指紋認証なくなり高価になったことと撮像素子が同じだったこと、Google Photoの元画像アップのサービスが無くなったので見送っていた。

ちょうどGoogle Pixel5が発売されサイズは大きくなってしまったのが残念だがちょうどよいタイミングではあるが初期ロッドの不良のニュースがあるのでGoogle Pixel3をもう少しだけ延命させようと、ガラスをボンディック(レジン)で補修することにした。

Google Pixel3の背面のガラスが割れた様子
Google Pixel3の背面のガラスが割れた様子

普通の速度で自転車走行中にアスファルトへ落下。激しい割れっぷりではあるがフロントのガラスが一切傷ついていなかったのは不幸中の幸い。この状態で右手で握るとちょうど中指と小指の部分にガラスの割れた箇所になり非常に不快。

フィルムを貼るという選択肢があったがレジンで補修することにした。

ボンディックでスマートフォンの割れたガラスを補修

ボンディックの液体プラスティックを塗布する
ボンディックの液体プラスティックを塗布する

薄く何層にもするほうがよいだろう。それとスマートフォンの防水性能が低くなっている可能性があり、液体プラスチックでショートされても困る。さっと薄く液体プラスチックを塗布する。

UVライトを当てて硬化させる
UVライトを当てて硬化させる

ボンディックの液体プラスチックを塗布してすぐに付属のUVライトで硬化させる。4-5秒で硬化する。ペタつくことがなくなれば硬化した状況と言える。厚塗りした場合は表面が乾いていても内部が硬化していない可能性があるのでよく当てる。UVカットのメガネなどを装着しておいたほうが良いと思う。

日を改めて太陽の下に少しの時間おいておくなども良いかもしれない。

割れた部分へボンディックを塗布してレジンを硬化させた状態
割れた部分へボンディックを塗布してレジンを硬化させた状態

ガラスの割れた部分などにもボンディックの液体プラスチックを塗布してUVライトで硬化させた。ただ液体の粘度がやや高いのか割れた隙間にははいっていかず、後ほどカッターで削ったらただ単純に取れてしまった。

ただの割れた部分が気になるのであれば、粘度の低い瞬間接着剤を流し込むなどがよさそうだ。壮大に割れてかけている部分は何度か分けて塗布してやや厚みが出るようにした。

硬化したレジンをデザインナイフと紙やすりで整えた状態
硬化したレジンをデザインナイフと紙やすりで整えた状態

やや盛ったレジンをデザインナイフと耐水ペーパー(1000番程度)で削って表面の凹凸を極力なくすように整えた。手でスマートフォンを握ってもそれほど違和感が出なくなった。

スマートフォンの割れたダメージの大きい部分はレジンで塞ぎきれいになった
スマートフォンの割れたダメージの大きい部分はレジンで塞ぎきれいになった

大きくかけた2箇所は綺麗に埋まった。他の割れた部分に関してはやはり液体が入り込まずそのままだが特に今のところは支障が出ていない。

Androidの端末はGoogle Pixel5の不具合が安定した頃に購入するのでそれまでのつなぎとしてのスマートフォンのガラス割れのレジンによる補修した端末を使っておこうと思う。

おまけ:凹みもこのタイミングでボンディックのレジンで補修した
おまけ:凹みもこのタイミングでボンディックのレジンで補修した

今回の事故でついた傷ではないが、サイドの凹みもレジンを流し込んで硬化させてヤスリで整えた。少し指触りが良くなった。こうしてみると流石に2年使っている端末(大体半年〜1年くらいで交換していたので初めて長期利用)でケースを普段付けないのでボロボロではある。

BONDIC(ボンディック) の購入

「BONDIC® スターターキット コンプリート」

「BONDIC®EVO エヴォスターターキット コンプリート」

この記事を書いた人

hey

飽き性で色々なことに手を出しています。食べ歩きと買い物が趣味です。