コロナノイルヒート（NOILHEAT）を買ってみたよ、速暖性オイルレスヒーター

更新日 2020年4月22日
投稿日 2019年12月29日
著者 hey
カテゴリーインテリア

コロナから新しく販売された速暖性に優れるオイルレスなオイルヒーター風のノイルヒート（NOILHEAT／DHS-1519）を購入してみて、数週間経過したので使ってみた感想・レビューです。

コロナノイルヒートの特徴

基本的にはオイルヒーターと同じジャンルになると思う。なのでオイルヒーターのメリット・デメリットと同じ。オイルヒーターよりノイルヒートが優れているのは速暖性能だろう。すなわち電源を切ると冷えやすい。

近年は、マンションなどの集合住宅は断熱性が高くなっているのでこの手の電気で温める暖房器具が使えるようになってきた。東京の冬も最近は温かいし。ただ断熱性というても24時間換気がブンブン回っている場合は部屋の空気が循環するので注意。

ノイルヒートのメリットとしては、ほぼ無音。無風。立ち上がりの早さ（速暖性）だろう。サイズが2つあって出力が違うが自分は高出力の方（ノイルヒート DHS-1519）を購入した。

デメリットとしては電気代と暖房能力だ。部屋全体を温める能力は低いし、スポット的な能力も低い。

デザインは海外メーカー勢が多いオイルヒーターのカテゴリでも悪くないデザイン。コロナっぽさはあまりなくておしゃれ。（でも日本の家電メーカーのホームページの作りは酷すぎる、スマホに対応していないとか）おしゃれなスーツケースである。特にこの手の製品はコロナが先ではなくて、ノイルヒートの発売より数年前にバリミューダから発売されていた（今は廃盤）

コロナノイルヒートを使ってみた感想

前提として自分は暖房器具を極力利用しない。厚着をするタイプ、エアコンで暖房を付ける場合は設定温度は20度か21度くらい。

ノイルヒートは電源を付けてから確かに本体はすぐに暖かくなる、速暖性を感じます。もうこれはパワフルに電気を熱に変換している感である。帰宅したとき冷めた手や足を温めたい場合にも速暖性高くて嬉しい。

ノイルヒートの暖房性能について

メーカー公式によると、DHS-1519は10畳用（日本電機工業会自主基準）、13畳（自社基準）とのことだ。23度設定において6畳の部屋だと部屋全体が非常に暖かくなる。6畳の部屋ではエアコンをつけにくいし、遠赤外線ヒーターなどはスポットだし、電気ファンヒーターは無用な風が発生するしうるさいということを考えると非常に扱いやすい熱源だといえる。6-8畳くらいならば十分に温めてくれる能力がある。

約25畳LDKだと能力が足りない。冬12月23度設定において、室内温度17度程度の部屋を19度程度にするのに4時間か5時間かかる。それも部屋全体ではなく周囲。部屋がほのかに暖かくなる程度。ただ近くに置いてあると熱源として暖かさは感じる。寒くはないという感じ。

ノイルヒートをダイニングテーブルの横に置いて作業するという使い方だったらそれなりに効果を発揮するが、その場合は電気ひざ掛けでもかけたほうが効率は良さそうだ。

ノイルヒートの暖房能力的にはマンションの15畳くらいならば問題なく行けるだろうと思われる。意外とリビングが10畳だとしてもキッチンと繋がっていたり廊下の一部がリビングと繋がっていたり実際の広さは広くなるケースがある。

総論

ノイルヒートは小さい部屋の暖房としては即断性もあり無音、風がないというのは非常に良い。リビングで活躍してもらおうとしていたが、寝室用になった。転がせるのもよい。寝室で利用していたものを電源抜いて脱衣場に転がしていくことも可能だ。

リビングも10畳〜15畳程度であればメインの暖房器具としてノイルヒートを使えなくもないだろう。約25畳リビングだと隣接暖房となるがその場合は他のもののほうが良い。何日かリビングで利用したが、エアコンの暖房を20度設定で付けたら一瞬で部屋全体が20度になった…エアコンの風が苦手でないならエアコンはすごいなと。大きい電気ファンヒーターといえばそれまでだが。

都市部でなかったり都市部よりも寒冷地であれば、普段化石燃料系（石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスファンヒーター）があるのでこういった選択肢にはならないだろう。都会の一人暮らしマンションなどではコロナノイルヒートはQoLを上げてくれるようにも思える。

ノイルヒートの電気代はエアコンや電気ファンヒーターよりは高めには出るとは思うが、設定温度次第だろう。